ご夫婦同時に朝の支度が可能なように、ステンレスミラー仕上の洗面器を二つ設置しました。　決して広いとはいえないサニタリースペースですが、カウンター前面の壁一面に鏡をつけたこともあり、十分広く見え、使い勝手もよく、豪華にみせることができました。

　　リニューアルの場合、注意しなければならないことがいくつかあります。
　　一番は、特に木造住宅の場合は、リニューアルがよいのか、建て直した方がよいのかを設計の専門家に構造体も含めて調べてもらうことです。構造体に重大な問題を抱えたまま、目に見える所だけリニューアルした場合、災害時に人命にかかわる問題が発生する場合もあります。　また、工事費も、床や天井をめくってみた時のいたみ具合によっては、予算をかなりオーバーする可能性もありますので、設計の専門家と十分打ち合わせをしてから、工事に取り掛かるべきです。　壊してしまってからでは、遅いのです。
　　マンションの場合は、部屋の内部は、コンクリートの柱、梁、コンクリート壁以外は、全て壊せますが、マンション自体の建てられた時期も十分考慮して、リニューアルすべきか、買替えの方がよいか決めるべきです。建物の建設時期で、耐震性能がかなり違うため、中古マンションを買う際にも、十分注意が必要です。
　　今回は、自己所有の賃貸マンションの一部のリニューアルでしたので、上記のような問題は、ありませんでしたし、私共、設計と十分話し合いをした後に、工事にかかったので、工事費用も含めて満足していただくことができました。